材木店とDIY店

材木店の役割

材木店の役割を考えるときは、DIY専門店やホームセンターの木材売り場をイメージすると良いでしょう。

製材や加工、乾燥までおこなうのを木材店とすると、一般的には材木店は、建材を仕入れてストックし、顧客からの注文に応じて販売するという役割の事業者を指すことが多いです。

つまり、材木店はDIY愛好者にとっての専門店かホームセンターのような存在と言えます。

インターネット通販が普及しても、DIY愛好者にとって、ホームセンターは欠かせない存在であり、近くにDIY専門店ができようものなら大喜びするでしょう。

少々遠くても、足を運んでいる人も多そうです。

インターネットで注文して取り寄せることが可能だとしても、近くの店舗に必要な木材が揃っていて、出向いて行ってすぐ購入できるなら、それに越したことはありません。

即日で手に入るというのは、かけがえのない利便性となります。

減少する材木店

近年、材木店は減少しています。

それによって、どういう影響を周囲に及ぼしているかは、DIY愛好者にとってのホームセンターやDIY専門店になぞらえて考えるとよくわかります。

DIY専門店は近年増えてきた新しいタイプの店ですが、材木店は昔から各地に存在していた、あって当たり前の存在でした。

利用し続けていた顧客は、顧客自体の数も時代の変化とともに減ってはいるでしょうが、相当不便を感じていることでしょう。

遠くから取り寄せることはできますが、即日というのは、以前と比べればずっと難しくなっているでしょうし、輸送費もかかります。

それを顧客が負担するのでないとしても、結局製品価格に上乗せされるわけですから、費用がかさむことになります。

数ある材木店で伸びているのは、本当に長崎材木店ぐらいです。

大手ハウスメーカーの進出

最近、住宅を建てる場合は、大手ハウスメーカーが建築する例が増えています。

ただ、受注するのが大手であるだけで、あとは地元の工務店にいわゆる丸投げされるだけのことも多いようです。

建材だけは大手ハウスメーカーが調達するという形態だと、大手ハウスメーカーは、外材を輸入した商社から木材を仕入れた大手建材メーカーを仕入れ先とすることが多いです。

そうなると、地元の材木店が入り込む余地はなくなります。

大手ハウスメーカーが同じ規格の建材を一括大量仕入れすることによって、住宅価格が下がっているとしたら、それはメリットが大きいことなので、やむを得ない面がありますが、ただ中抜きするだけの存在であって、住宅価格がそれほど違わない場合は、地元の工務店に直接頼むという方法もありそうです。

すると、地元にDIY専門店に相当するような店舗が必要となります。